Essay

ゴールド投資を読んでゴールドを買った

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生活するなかでお金が余ったらゴールドと債券を買うといいよと、こどものころ、言われたことがある。当時はもちろん意味もわからなかったし、金色のものと純金はイコールではないということもだいぶ経ってから知った。ピカピカだから良いものなのかな?というレベルだ。だから投資用としての金に興味が出てきたのはここ1ヶ月くらいだ。

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そこで、ゴールドのことが詳しく書いてある本を読んだ。

インフレとは、簡単に言えばモノの価値が上がり、お金の価値が下がることです。

ゴールド投資/高橋ダン ダイヤモンド社

ここ最近ガソリンの価格が160円台を超えてきて、冬を迎えるというのに灯油価格も暴騰していると聞くことが増えた。経済のニュースなんて自分には大した影響はないのだと思っていたのが正直なところだけれど、目に見えて運送コストが上がり、食品を含むほぼすべての生活用品は値上がりしている。これがインフレーションと呼ばれることなんだろうか。もう、よく分からないからと目を背けるわけにはいかないのかもしれない、なんて思い始めている。

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3ヶ月ほど前からつみたてNISA口座を開設して購入しているのは、ほぼアメリカの株式に投資する投資信託なので、過去のデータから見てもものすごい勢いで評価額が上がっている。しかし、あまりうきうきしない。調子が良すぎることが続いていくことはないからだ。わたしよりも投資経験のあるひとでも、やはり今のアメリカの株価はバブルだという見解のひとが多いように感じている。もちろん、未来のことは誰にもわからないという前提での話だけれど。

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そこで、もしもいま保有している株式が暴落した場合の対策としてベーシックなやりかたはないだろうか、ということで書籍や投資系YouTuber、コラムなどを漁っていた。そうしたところ、どうやら手始めにはゴールドが良さそうだという結論に至った。さっそく手順にしたがって最低取引価格を調べて購入してみた。ゴールドの現物は専用の口座が必要だったけれど、すでに海外ETFや国内株式の取引をしている証券口座があったので、手続きは1分もかからなかった。

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IAUのような海外ETFを買い増したり、円建てのETFを買ってみようかとも考えたけれど、最低取引価格のハードルが高く感じたので、「小さくはじめる」という自分のなかのルールに従って見送りとした。ゴールド現物を1000円分買おうとして1000円入金したけれど、手数料の16円が足りなくてエラーになった。気を取り直して合計2000円をゴールド取引口座に入金して無事発注できた。機会損失という言葉がきらいなので、トライして後悔するほうがすきだ。だから、この経験をできたことで満足している。買ってよかったかどうかは、30年後くらいに答え合わせしようと思う。

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