Essay

前期ふりかえり

01

年始に立てた予算計画と実績の振り返りをした。梅雨明けしてセミが鳴くほどに暑くなったということは、もう半年が過ぎ去ったということだ。日々、やりたいと思っている予定を具体的にスケジュールに組み込んでおくと、年末に今年は何もしなかったという虚無感を味わうことなくすむ。だから定期的に自分ひとりだけのミーティングというか、今後の方向性を振り返るのは有意義だと思う。逆にその時間を確保できないほどに予定を詰めていると、漠然とした不安にかられがちなのであえてやるようにしている。

02

こどもの頃にごっこ遊びをした記憶があるひとも多いと思う。わたしは大人になってもしている。今は自宅での生活のなかで会社ごっこをしている。今月末は中間棚卸しと財務状況の洗い出しをした。部屋のなかに換金できる財産はありもしないけれど、自分の現状把握ができることで得られる安心感は良い。現時点で黒字をキープ出来ていることと、今年度の下期に大きなイベントは組み込まない予定だから、あとはのらりくらりマイペースに過ごせたら良いなと思う。

03

年始からのスケジュールを振り返ると、2月と3月は大きめの音楽関係のステージに2本出たし、4月は家具家電の買い替えのちに電車通勤を開始、5月は会社のIT研修をクリア、6月は親知らずの抜歯をしたからなかなか盛りだくさんな前期だったように思う。空き時間には図書館で借りたトルストイの”3びきのくま”を読んだ。ショートにはオチがあって、しかもほっこりした気分になるから朝でも寝る前でも読めておもしろい。昨日もまた、児童書コーナーにあるショート集を3冊借りてわくわくしている。

04

この頃はセカンドストリートのような古着屋をゆっくりみて服を探すのが楽しい。シンプルなデザインの服は少ないけれど、250円で黒の革のパンツがあったので購入したりなにかと上手くやれている。300円でアジアンテイストのストールを買ってソファにかけてみたりもした。真夏のうちに秋冬の準備を見据えて買い物するとうまくいく気がする。トップスは地味めでボトムスは派手柄の組み合わせはほとんど失敗もないから楽でいいなあと思い、最近の定番になって朝の時間がストレスなく過ごせている。