Essay

ミニトマトが成って嬉しい日

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朝10時から選考中のオフィスで面接があったので、40分前くらいには周辺について、スターバックスで珈琲を飲んで時間を調整した。

久しぶりに電車に乗ったけれど、時間帯も遅かったからか、人はまばらだった。高校生のときに通った電車と同じ路線だったけれど、だいぶ雰囲気が変わった。

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自宅の近所以外のカフェの様子は、いつもと違って新鮮な感じがする。学生もビジネスマンも、参考書を開いて何やら勉強しているOL風な方もいる。朝の時間の使い方は個性が出るよなあとも思う。よく、ビジネス書には朝の集中力を使って仕事を片付けよう、みたいなことがかいてあったりするけれど、個人のタスクはほんのひとにぎりなのでは?と思うこともある。

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仕事のほとんどは、自分でこなせる作業よりも折衝だったり調整だったりするイメージがある。それは仕事とは呼ばない、という意見もきそうだけれど、クリエイティブな部分に集中できる環境はそうない気がしている。あるとしたら、かなりまわりから特別視されてる方とか、天才と崇められてる方とかなんだろうとも思う。創りだすことに行き詰まったときに、作業に逃げられないのはくるしそうだ。

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念願のミニトマトが成った。まだまだ青いけれど、かわいい。実家で苗を植えてもらったあとに、豪雨が過ぎ去るまで預かっていてもらった。ベランダが洪水みたいになった日があったので良い判断だったと思う。自家製のミニトマトは皮が固くて甘みも少ないイメージがあるけれど、日々変化していく植物の観察は、毎日の楽しみになりそうだ。

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危険物取扱者の乙4の申し込みをした。資格には興味なかった。けれども、履歴書の資格欄に自動車免許だけなのもなんとなく寂しいかな、と思った。そして、次に決まりそうな仕事の担当営業の方から、資格手当の説明があったからだった。自分の知識の確認にもなるし、あまりハードルが高くなさそうなところから受けてみるのもいいかな、なんて思っている。