頭の良いひとたちが作り上げた世界は、
たぶん自分が細かに考えてもずっとわからない気もしている。
コーヒーを見つめながら思うこと
平日の午後、カフェ併設の書店でコーヒーを一杯だけ頼んで、
新刊を2冊読み切った日だった。
このとき、2つの疑問が浮かんだ。
コーヒーだけで本を購入しない自分は得した気分になるし、
同時にせこい気もしたけれど、
どうやってこのビジネスは成り立っているのだろう?と思った。
また、セルフレジが3箇所もあるのに、
有人レジに5人ほど並んでいた。
一体なぜなのだろう?
ターゲットはどんなひとなのか
たしかに、店舗に展示している紙の本の数々は、
お店としては購入されなければ在庫を抱えるだけだ。
仕入れは済んでいるから、
店舗の維持費と管理の人件費もかかるはずだ。
この併設店舗に来る人のモチベーションは、
試し読みしよう、なのだろうか?
絶対買おう、と思っている本があるひとは、
ネットで先行予約をするだろうし、遅くてもいい、
というひとは図書館に購入依頼を出してみて、
買ってもらう方法をとるかもしれない。
それらの間の層をターゲットにしたビジネスなんだろうか?
今すぐ買うかはわからない、
けど実物を見て決めたい、気に入ったら買うかも、
くらいのふわっとしたモチベーションのひとが集まるエリアな気もする。
収益源はどこなのか
では、コーヒー1杯330円で利益が出るのか?
出ているからこの店舗はずっと長らくこの場所にあるのだろうけれど。
主な収益源は、本ではないのかもしれない。
慣れないことはやらないのが普通?
セルフレジは本1-2冊ならバーコードを読み取るだけだ。
精算も対面ではないしカードや現金をを出すのに少々もたついても、
待たせてしまっている、
という精神的負担はほぼない。
たしかに、なれているスタッフが作業すると、
所要時間は短い。けれど待ち時間を考慮すると、
自分で着手して多少まごついても、
終了時刻は早いのではないだろうか?
では、なぜ使わずに有人レジに並ぶのか?
ただの習慣で、新しくやってみるのが面倒と感じるからなのだろうか?
さいごに
謎は深まるばかりだけれど、
賢いひとにはこれがスパッと説明できたりする。
世の中って、当たり前に不公平だけれど、
30年くらい生きてみると、
さほどあがいたりせず、
受け入れられるようになるから不思議だ。
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