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カフェで勉強なり読書する理由が理解できない、という声がある。高いお金を払ってそこそこのクオリティのコーヒーを飲むことに、価値を感じないということだと思う。たしかに、それはそうだ。自室で参考書もノートもパソコンも自由に広げて学んだ方が、集中できるのだろうと思う。
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けれども、わたしはカフェで読書派だ。適度な雑音が心地よいことや他の人が話している内容と本の内容がリンクして記憶に残って、割と暗記などは捗る。あとは道ゆく人のファッションだったり所作から流行りを知るのも楽しい。たいてい集中してひとつのことを考えたりするのが苦手だから、ありとあらゆる刺激がほんのちょっとだけある環境だと、頭が回る気がして気に入っているという理由もある。今日は、隣の席のカップルの荷物が多かったので、椅子をどうぞといってみたら、微笑んでくれた方が美人だった。それが嬉しかった。
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この頃はkindleで電子書籍を読むことがほとんどだったけれど、あまり内容は頭に残っていない気がする。堀江貴文氏によると、情報のシャワーを浴びていれば必要なときに必要な情報がぽっと出てきてくれるらしい。だからきっと無駄にはなっていないと思いたいけれど、なんだかiPhoneで読むことを味気なく感じたので、普段行かない図書館で紙の本を3冊借りてみた。
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そのひとつである’半導体製造装置の基本と仕組み’のなかに、こんな一節がある。
エピタキシャルとはギリシャ語のエピ(〜の上にの意味)とタキシス(揃っているの意味)を合成してできた言葉。
半導体製造装置の基本と仕組み/佐藤 淳一
これをみて真っ先に浮かんだのは、パンの種類のひとつであるベーコンエピだった。頭の中はしょうもない謎でいっぱいになった。あの堅いパンの上にあるのはベーコンだ。だからエピがOnのような文法的役割をするならば、エピベーコンと呼ぶのが正確な表現ではないか?なんて思って、いや、そもそもギリシャ語の文法は知らんけど、という着地をした。ちなみにわたしは、ベーコンエピはクロワッサンと同じくらい好きだ。
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ほかに借りた本のひとつである’先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?’では、漫画インベスターZ ‘にもつながる部分があると感じた。なんだかつながったと感じる瞬間は楽しいけれど、それで知り得たことを自分のなかに留めておくのはつまらないと思い始めた。
誰かの助けになったり、暇つぶし程度でも誰かの困りごとの解決に活かせたらそれは最高にハッピーだろうなあ、とぼんやり思う。これから何をしようかまだまだ手探りだ。