Essay

エフォートレス思考を読んだ

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‘エフォートレス思考’によると、ゴミからはじめるというやり方があるようだ。それは何を意味するか。それはある程度の失敗は織り込み済みとしてはじめてしまえ、という意味だとわたしはとらえた。人間は誰しも楽をしたがり、行動の全体の2割程度は失敗するという。だから、はじめからうまく書こうだとか美しいホームページにしようだとかするのではなく、続けられるスタイルをつくることがファーストステップとなる。

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そう考えると、良かったのではないかと思う自分の行動がひとつ浮かぶ。このブログだ。記事は約1000文字を目安に書いている。それには理由があって、読む方も書く方も少なすぎず多すぎない文量だと考えたからだった。そして、それぞれの見出しにある数字はタイトルこそないけれど、わたしにとっては大切なペースメーカーだ。

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まずはイントロダクションとして00を置く。ここではどんなことでも良いから、書き出すことを最優先事項としている。そして01-02は気になった事柄や伝えたいことのテーマについて膨らませる。具体例を入れることが望ましい。03は逆説や批判的な意見など別の視点からの目線で書くようにする。そして04で感想なり立場や意見のまとめをする。まとまらない場合は無理せずにぼかして終わる。とりあえず締めてしまうのだ。

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ブログを開設してからほぼ半年が経過し、着々と記事の数は増えているけれど、大幅なデザイン変更はしていない。それはあとからいくらでも出来ると思うからだ。それなりに少しでも多くの人に読んでもらえたら、という欲が当初はあって、伝わる書き方とは、といったテーマの書籍を購入したりもした。けれども、直ぐに書くことがつらくなった。人の為になる情報を提供することは、簡単ではなさそうだと感じた。

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そのような工程を経て、いまは思うままに好きなように書いている。何人かに気が向いたら読んで頂ければ嬉しいけれど、次にお会いしたときに読んでなかったとしても責めたりもしない。そんなふわっとした気持ちでいたらすらすらと言葉が出るようになった。まずは公開してみる。できればほぼ毎日。それがわたしの今のところの目標だ。どんな明日になっても、昨日どんなことを考えていたか、どんな楽しいことがあったかという記録は、自分の財産になるとも思いはじめている。