Essay

本質を見極めるとは?あらゆることにエネルギーを分散していないか【エッセンシャル思考】

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お金の投資の本には、基本的にはリスク分散が大切、

と書かれていることが多いように感じます。

時間の使い方や成し遂げたいことを達成する方法論のような本には、

選択と集中が大切、と書かれていることが多いように感じます。

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昨日、このような本を読みました。

トレードオフ

ー何かを選ぶことは、何かを捨てること

エッセンシャル思考 
グレッグ・マキューン著

この本を一通り読んで、わたしが受け取ったメッセージは、

結局のところ自分が人生において何をしたいのか、

何を大切と思うのかを決めておくのがいい、

ということでした。

複数のことに挑戦したり取り組むことで、

視野を広げようだとか思うことが、

エネルギーの分散になっている、

という指摘だとも捉えました。

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逆に、大切ではないことは、

わたしにとってどれなのか、とも考えました。

たとえば、わたしはお金の投資の専門家でもなく、

時間の使い方を指南するほどの人でもありません。

株式や債権のしくみは興味が湧いて、

おおまかに調べたけれども、

毎日株価をチェックして生活することは望みません。

時間を有意義に使いたいとは思いますが、

だらだらとゲームをしたり、

横になって本や漫画を読む時間がまったくないほどに、

予定で埋めたいわけでもありません。

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だから、きっとデイトレードのような株式の短期売買には向いていないし、

Googleカレンダーに予定をびっしりと書き込んで、

こなしていく生活もできないと思います。

できない、というよりも、しない、という表現のほうが、

あっているようにも思います。

それらは、わたしの性質でもあり、

わたしの人生において大切にしたいことではないということです。

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この本には、たくさんの具体例が書いてありますが、

その具体例のなかでも特に印象的だったのは、次のとおりです。

仕事において最重要事項が8つもあって忙しいといっている会社の取締役の話でした。

著者のコメントはこのようなものです。

最重要事項は、たったひとつであり、

複数あるのであればそれは最重要ではない。

わたしは、あらゆる物事を考えるとき、

それは日常にもいえますが、

3つ程度は大事にしたいことを

頭に浮かべて行動しているかもしれません。

しかしこの本の思考でいくと、

それはエッセンシャル思考とはいえない、のかもしれません。

べつにこの本がすべてではないけれど、

わたしにとって最も大切なたったひとつのことは何なのか。

ひとつに絞るのは並大抵ではないような気がしましたが、

複数選んで何も手にできないよりは良いのかもしれないとも思いました。

そして、最重要事項を決めるのは一度ではなく、

その時々によって変化していっても良いのではないかとも思っています。

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