00
もう、ゾンビとの戦いではないな。
Netflixでウォーキング・デッドをシリーズ7まで観たあとのわたしの感想は、これでした。
01
ゾンビが世界に溢れかえろうが、食料が不足しようが、
ウイルスが蔓延して未知の病が流行しようが、
結局のところ人と人がどう折り合いをつけて生きていくのか、
という命題に行き着くのではないでしょうか。
02
では、折り合いをつけるためには、どうしたらよいのか。
わたしは、他人の思想や利害を知る必要がある、と考えます。
しかし、わたしが新聞やニュースを観ていてもよくわからないことが多い。
なぜ、わからないのか。
それは、中学生のときに科目としての社会を
あんまりやらなかったからかもしれない、と思いました。
そこで、オンライン学習できるツールを検索してみた中から、
2つを試してみました。
ひとつは、NHK for School です。
今回は歴史の動画を観ました。
小学生や中高生向けの動画が閲覧できて、
芸人である東京03が出演しています。
稲作のことや、戦後の日本の経済成長に関することが
ソフトに構成されていました。
理解を深めるというよりは、
おおまかな流れを知るとっかかりとして使うのが良さそうです。
もうひとつは、eboardというサイトです。
アカウント登録などが不要で、
無料で中学社会の教科書レベルが解説されています。
学校の先生が生徒たちに語りかけるような話し方なので、
実際に黒板をみて授業を受けている気分になりました。
1コンテンツごとに確認問題として、ミニテストが設置されています。
03
ここ数年のあいだに学校へあえて行かない選択をする、
積極的不登校の是非がネット上で議論され、
マスメディアも大きく取り上げていたこともあります。
わたしは、知識を得るのは学校に限らない、
よって必ずしも登校することが良いとは思わない、
という考えを持っています。
そして、ITの発達は学習の機会を大きく広げたとも感じています。
同時に、環境の整備ができない場合は大きく遅れをとる、
という問題点もあります。
04
30代に入って中学社会の科目をもう一度やり直しはじめたのは、
もちろん定期テストがあるからでもないし、
知っていなければ恥ずかしいからでもありません。
きっとどんなチームに混ざったとしてもすべてを知っていることはありえないし、
知らずに恥をかくことは、今後もあると思います。
では、なぜ、いま歴史・地理・公民をやるのか。
それは、ただおもしろいからです。
世界を知っていくのが面白い。
歴史は記録した立場によって捉え方は全く異なることも、
事件のほとんどは人の気持ちで動いているような気がしてきます。
農民は貧乏がくるしくてしょうがないから国に対して不満が募り、
一揆を起こしたのでしょう。
命令どおりに働かされることに不満を持ったひとが行動を起こしたから、
労働者の権利を獲得してきたのだろうと思います。
いつの時代をとっても、力のあるひとが支配をして、
力のないひとはリスクを背負って革命を起こすか、
耐えしのぐしかない。
そんな構図は、現代でもあまり変わらない真理のようにも感じます。
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