Essay

使用済みのスマホの処分の仕方

古い携帯電話とスマホはデータ復旧できるのか?

できないならば、廃棄しよう。

片付けを進めていたら、

大事にとっておいたスマホには大したデータは残っていなくて、

捨ててしまおう、という気持ちになった。

パスワードを思い出した!と、

かなりワクワクしたのだけれど、

電話帳の番号はほとんど引き継いでいるし、

メールはそれほど面白いものは残っていなかった。

いくつか鍵付きにして保存していたメールをみたけれど、

ああ、そんな時もあった、

という程度だったことに少し戸惑っている。

端末を購入したショップに出向いて、

廃棄をしたいと伝え15分程度で手続きは完了。

確認書類が2枚渡されてあっけなく終わった。

ずいぶんとあっさりした別れだった。

ガラパゴス携帯

一方でガラケーは、家電量販店で充電ケーブル¥1000くらいで購入。

帰宅してすぐに接続してみると、ランプが点灯。

ガラケー時代は、

人によって着信ランプの色を変えたりしていたなぁ、

と思い出す。

当時は、今のチャットほど反応は早くなかったので、

メールのセンター問い合わせで受信中を楽しみに待つ。

時間の無駄と言われそうだけれど、

それはそれで楽しんでいたから良かったのだと思う。

充電はひとまず出来た。

さて、電源は入るのか?

そして操作は出来るのか?

データは何が入っているのか?

そして3分ほど経ってpowerを押してみると、HELLO!の文字が!

メールと電話帳をすぐにみたけれど、一つも残っていなかった。

しかし、カメラを起動すると、そこには高校生の頃のプリクラがいくつか。

その他動く絵文字や壁紙が出てきて

ものすごく貴重な写真がでてきたので、

ケーブルは買って良かった。

ショッピングモールの写真屋さんで、

赤外線通信を利用して印刷に成功。

高校時代の写真は貴重だから、

と思ってとりあえずプリントアウトしてみたけれど、

サイズが大きかったかもしれない。

部屋に飾ってみて、

いらなくなったらまた考えよう。

一部、成人式に友人と撮った写真が送信出来なかったので、

廃棄するのは延期にした。

モノも代謝させていく

大切なものが入っていると思い込んで、

手放せずにいるもののほとんどが、

そうでもなかった。

そうでもなくなった、ともいえる。

変化はじわじわと起っているから気が付きにくいけれど、

モノも代謝させていったほうが順応しやすいのかもしれない。

時間とともに、自分の中の優先度は変化していた。

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