00
体調が良くなってきて、お金のことを漠然と不安に思うことも減り、具体的な、現実的な対策を立てられるようになった。
一番の気付きは、自分の理性を信じすぎず、淡々と黒字家計を維持するシステムをつくればベストなのだということだ。
それと同時に、便利な世の中になるほど、欲望と戦わなければいけない、ということだ。
01
物事は多くがグラデーションだ。財布の中に現金を入れておくと使いたくなり、ATMのキャッシュカードがあればコンビニ引き出してしまいたくなったりする。
祖母がよく、戦時中や戦後は食料が手に入らなくて大変だったけれど、今はどこにでも食べ物があって我慢するのが大変だ、と言っていた。
02
定期預金も、中途解約は簡単で、利子も大した金額ではないからすぐに崩せてしまう。
だから、わたしにとって60歳ころまで引き出せないiDecoも良いし、銀行預金よりも手続きが煩雑な金融商品に変えておくのも、手かもしれない。
食糧がどこにでもあって簡単に欲望が満たせるから、減量が必要になったりする。
お金との付き合い方と食事との付き合い方はどこか似ているように思う。
03
資産運用がうまくやれていて、老後の心配が少ない人は、「コップから溢れた分の水だけを飲む」らしい。
自分の家計を洗い出す作業を2ヶ月おきくらいにやってみると、いつ溢れるんだ?と笑ってしまった。
人生設計なんてできない性質なのは、未だに変わらない。けれども、欲しいモノや受けたいサービスのためにどのくらい働けば良くて、どのくらいの自分への負荷がかかるかは掴めてきた。
04
たとえば、消費税込み1000円の餃子を買いたかったら、時給1000円の仕事を1時間やれば良いわけじゃない。
仮にその仕事をしたところで、税が絡んでくるので、目安としては1250円ぶん働かなくてはならない。(1000円÷0.8)
また、消費税込み8000円の洋服を手に入れたかったら、10000円分の働きが必要だ。
よく、手取りが少ない、ということを言う人がいる。わたしももれなくそのひとりだったけれど、表現を変えるとモノの値段が自分の認識よりも高いということだ。
そう考えていくと、買い物をするときの感覚がシビアになる。
もちろん、浪費の楽しさが心の余裕ではある。だからコップの水をあふれさせるシステムをつくりあげるのがベストだけれど、なかなかハードルが多い。
さて、これからどうしていこうか?
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