Essay

TOPIX連動の日本株式現物を売却した

00

とにかく生活に響かない範囲の金額で、株式投資をしてみたい時期があった。関連書籍も30冊以上読んだくらい興味が沸いたのは、昨年の秋頃だったと思う。どうなろうが勉強代と割りきって始めたつもりだったけれど、なるほど、実際に買ってみるとなかなか売りに踏み切れない自分を知ることができた。

01

損切りができなくて塩漬け、というフレーズをよく見かけたので、きっと自分はもれなくその心理に引っ張られたのだと思う。毎日口座を確認するほどではなかったけれど、ほかの投資信託やゴールド、米国債を含めてどんな値動きなのだろうとログインすると、3ヶ月ほどずっとマイナスだった(1306)。

02

株は20年、30年と長期で持ち続けると良いらしいと書いてある本がほとんどだったけれど、そういえば無利子とはいえ奨学金の返済があったなあと視点を変えた。銀行口座も複数あると管理が面倒であるし、ゆうちょ銀行は使いにくくて解約したいので、とりあえず返しちゃえばいいやという発想になった。

03

住宅ローンを組んでいる人で子育てにお金がかかる人は、返済を急ぎすぎて今、現在の楽しみが減りすぎるとギスギスした気持ちになってしまうことがあるらしい。18歳でつくった借金は、40歳頃に完済のスケジュールで果てしないなあなんて当時は思った記憶があるけれど、約10年くらい早く返し終わったら、気も楽になるかと思って繰上げ返済手続きしてみた。効率化の1番の方法は管理そのものをやめること、と誰かが言っていたよう気もする。

04

月々の支払いを考慮して、自由に使えるお金はいくらか割り出すのが面倒になったので、これから3か月くらいかけて一度、奨学金をまっさらにしてから、家計管理に力を入れようかな、なんて思っている。金融商品は一部手放すことになるけれど、証券口座の開設も、マイナンバーカードの取得も積み立てNISAの買い付けもシステム化できたし、またやりたくなったら規模を広げていけば良い。それまでは月500円くらいのつみたての、ごく小規模で運用を継続することにした。

にほんブログ村 その他ブログへ
にほんブログ村