病気になって仕事を退職すると、
傷病手当金が受け取れたり、
医療費が高額な場合は補助制度があることは知っているけれど、
今後は大丈夫なんだろうか?と不安になることもあります。
回復して、仕事ができるようになっても、
預金が目減りしていく期間の生活は不安が尽きないですね。
すぐに収入を増やす方法があれば良いけれど、そんなうまい話はあやしすぎる。
では、無理のない範囲でできることはないか?
今回はそんな考えから、実際に行動した内容を明らかにしていきます。
具体的なアクション
わたしは、病気が回復して、薬の副作用も軽くなってきたころ、
あらゆることを整理しはじめました。
いきなり食費を削ったりするのではなく、生活の現状把握から。
「正しい家計管理」という本を参考にしながら進めました。
日常生活がまともに送れるようになってからやったことは、
①すべての通帳の記帳
②奨学金の返済額元本(総額)の確認
③固定費の見直し
④マイナンバーカードの申請
⑤国民年金の納付状況確認
⑥住民税・国民健康保険料の減免や軽減制度の確認
この6つです。
①すべての通帳の記帳
まず、転職を何度かしていたり、
地方の企業に努めていた経歴があると、
給与振込口座の指定などで預金が分散していたりします。
それだと管理がしにくいので、
これからどうするかはさておき、白紙のノートに、
手書きで銀行名と種類、残高をひとつひとつ書いていきました。
証券があればその時価も確認するのが良いかもしれないですが、
自分は投資に手を付けていなかったので、
預金とローンの管理だけ。
月末に財産と負債の総額を確認するため、
それを2ヶ月だけやってみました。
赤字でも黒字でもかまわない。
なぜなら目的は方向性を決めるための現状把握に過ぎないからです。
②奨学金の返済額元本(総額)の確認
フルタイムで働いていた頃は、
自動引落しで無利子の奨学金だったため、
特に気にしていませんでしたが、
ローンであることに変わりないので、
現状確認のためノートに残額を書き写しました。
③固定費の見直し
スマホの大手キャリアから格安SIMに契約変更しました。
構えていたほど大変な作業ではなく、
申し込みをしたら新しいSIMカードが届くので、
今使っている端末に差し込むだけでした。
これで、通信費が月額¥4000→¥1500になりました。
また、Wifiの契約をよくみたところ、
初期より550円多く引き落とされていることが発覚。
調べてみると、「ネットワークサポート利用料」という、
使っていないサービス料をはらっていたことに気づきました。
契約書の細かい文字で「利用開始1年目は無料、2年目以降は自動更新」
と記載があり、解約を忘れていたようです。
ドコモ光とGMOを利用していたのですが、
ネットワークサポートの解約はドコモWebサイトではできず、
ドコモショップへ契約者本人が手続きに行く必要があります。
④マイナンバーカードの申請
面倒くさがってずっと後回しにしていましたが、
今後はマイナンバー通知書と本人確認書類、
たとえば運転免許証との住所が異なると、
手続きが煩雑になってしまうものが多いので、
マイナポータルのWebサイトにて申請し、
市役所からの交付通知書がきた後、
自ら受け取りに行きました。
⑤国民年金の納付状況確認
もしも、生活に困窮したら免除申請しなくては、と思い調べてみました。
まず、ねんきんネットにログインするためのID発行依頼をしました。
その後、自宅にIDが記載されたハガキが届きました。
そこで明らかになったのは、
学生特例免除期間分の国民年金を納めておらず、
しかも10年以内の追納期限が迫っているということ。
すぐに日本年金機構の公式サイトにアクセスし、
「国民年金保険料 追納申請書」PDFをダウンロード後、
手書きで必要事項を記入し、管轄の年金事務所に郵送しました。
その後、納付書が送られてきたので、古いものから支払いをしました。
免除申請していた期間分の国民年金は、
いまは支払わないという選択もできますが、
将来もらえる老齢年金額が減ってしまうという考えから、
追納することにしました。
⑥住民税・国民健康保険料の減免や軽減制度の確認
行政のWebサイトにて、大まかな説明はありますが、
なかなか理解が難しかったので、
市役所の税務課へ行き、
「自分が減免や軽減制度の対象になるか」と確認をしました。
保険証の番号にて、すぐに検索をしていただけました。
6月時点ですでに仮算定の納付書にて収めていた金額が払いすぎだったため、
7月中旬に「還付申請書」が登録住所へ発送されるので、
口座情報などを記載の上返送するように、とのことでした。
まとめ
このように、支払わなければならない税の具体的な金額や、
生活費を割り出し、自分の預金やローンをする整理することで、
収入が不安定となってもやるべきことが明らかになりました。
漠然とした不安のなかから、
いまできることは何か、ゆっくり考えて、
ひとつひとつアクションしていくのも良いですね。
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