これを読んでいるあなたは、相当に追い込まれているかもしれません。
自分がそのように診断された、あるいは身近な人の診断名が心因性失声症だった、
声が出なくなった友人がいる、などもあるでしょう。
藁をもつかむ思いで、どうなったら声が出るようになるのか、
考えても答えが出ないループの中にいるかも知れません。
※以下の内容は、医師ではなく、いち患者として体験したことを綴っていることをご了承の上、
参考程度に読んでいただけますと幸いです。
結論:行くべきは心療内科です。
総合病院のような比較的大きめの病院の耳鼻咽喉科のなかに、
音声外来がある場合、
そこで器質的に問題なしと判断されると、
心療内科を紹介されることがあります。
体験
わたしは、社会人2年目の頃に3ヶ月間、
全く声が出ず、日常会話が困難となった経験があります。
当時の診察の流れとしては、
声が全くでなくなる
↓
[耳鼻科]近所の開業医のもとでのどの不調を訴える
↓
[耳鼻科]多種類の薬を処方され、2週間経過観察
↓
[耳鼻科]総合病院の耳鼻科を紹介される
↓
[総合病院・耳鼻咽喉科]原因不明、音声外来を紹介される
↓
[総合病院・音声外来]小型カメラを鼻から入れ、咳払いでは声帯が閉じることを確認。
↓
[総合病院・音声外来]話そうとすると声帯がうまく閉じない、振動しないことを確認。
↓
[総合病院・音声外来]脳が話し方を忘れている可能性がある、
つまり心因性失声症の可能性があるため、心療内科を紹介される。
↓
[総合病院・心療内科]失声症と診断され休職に至る。
でも、心療内科を受診するのはハードルが高い?
たしかに、自分が精神疾患の可能性があるとは思いたくないかもしれません。
そこで、病名をつけられることがいやかもしれません。
しかし、診断を1度だけでも受けることで、
休まなくてはいけない状況なのだ、
と自覚できるようになります。
ひとりでいると、なぜ声が出ない、
仕事や育児を休むなんでできない、
ずっと治らなかったらどうしようなどと、
答えがでないループにはまってしまうこともあります。
もしも、薬を飲むことに抵抗があるのであれば、
それを医師に筆談やスマホのメモで伝えることもできます。
まとめ
もしも仕事などでストレスを感じている、
という自覚があるのであれば、
声が出なくなったときに受診すべきは、
心療内科かもしれません。
もちろん、電話での予約は難しいので、
Web予約のスタイルをとっている病院もあります。
混み合っている場合もありますので、
まずは予約状況を確認するため、
通える病院を検索してみるのもよいかもしれません。
まずは、自分の現状を把握する。
これからどうすべきか悩むのは、そのあとからでも遅くありません。
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