Essay

スタバのお兄さんがしなやかだった

00

12月末の雪が降りしきる山形駅で、リクルート活動の一環として面接があったので行ってきた。時間調整のためにスターバックスに入ったら、スタッフのお兄さんがとても愛想よくて、ほっこりした気分になった。キスマイの二階堂さんみたいで顔も好みだったのと話し方が穏やかで所作がしなやかだった。そういうひとには憧れる。

01

29日からの年末年始はいつもなんとなく時間が過ぎて気づいたら年が明けていた、なんてことが毎年なのだけれど、同世代の友人と遊ぶ約束をして市街地をぶらついた。久しぶりに人とカラオケに行って感情込めて歌ってみたら、好評だったので、もう少しコンテンツを増やしたいなあなんて思っている。感情を解放して歌うと自分は気分が良くて、聴いているひとが喜んでくれていたら、それって互いにメリットがあるなあと思った。win-winとかいうと友だちっぽくない感じもするけれど、お互いにプラスなことって良いなあと思う。

02

年始には、失礼ながら成金っぽい怪しそうと思っていた方の本をkindleで読んだ。お金は稼いでから使うもの、ないのに先に使うのは間違っている、と書いていて、まともすぎて面白かった。何をまともと感じるかはもちろん価値観が違うならそれぞれではあるけれど、どこか常識はずれな印象をメディアが作り上げているだけで、もしかしたら1億円くらい稼ぐ人も規模が違うだけで堅実にビジネスを回してるのかな、と思ったら興味が湧いてきた。

03

雑貨屋のFrancfrancは、メルヘンなデザインが多くて自分の好みとはすこし違うのだけれど、いつか経営陣の方の本でこんなことが書いてあった気がする。売るというよりも、お店に来て眺めること自体が楽しいという空間を目指している、と。たしかに売り物を購入することが少ない私でも、通りかかってふらっと見ていこうかな、という気になる。そうして、自分のためというよりも、あの人が好みそうな香りだとか想像する時間がそもそも楽しかったりするので、なるほどと思う。

結果的に贈り物として購入したり、好みそうな人に紹介したりするから、売上につながるまでは時間がかかるけれども、着実にファンを増やしていけるスタイルなのだろうとも思った。

04

クリスマス頃に、友人からロレックスの時計を修理した話から、裕福な人ほどシティズンだったりSEIKOが性能良くて愛用してたりするよね、という話になった。ただ、いくら性能が良くて気に入っていたとしてもNIXONなりG-shockでは相応しくない場もあるらしい。そんなとき用に持っているだけだと聞いて、勉強としてBVLGARIの店舗に見学に行ってみた。高級ブランドは自分には縁がないかと思っていたけれど、その歴史なりポリシーを調べていくと面白い。そして、その価格たる所以が納得できるときがきたら、持ってみてもおもしろいのかなあなんてぼんやり思っている。管理ががさつな自分はすぐに失くしそうだけれど。ちなみに時計は体温くらいが1番精度良く維持できるらしい。