Essay

最大化の超習慣を読んだ

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堀江貴文氏の新刊、’最大化の超習慣’を読んだ。かつて出版されたベストセラー本と内容が重複するところはあるけれど、それは著者が繰り返し伝えたいと思っていることであり、大切にしていることなのだとも思う。

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最も印象に残ったのは次のフレーズだった。

あなたは明日のあなたを当てにすべきではない

よく言われることだけれど、忘れがちなことでもある。未来はそれが1分後のことであっても何が起こるかは誰にも分からないのに、当たり前に日常が続くと思いがちだ。明日もきっと元気だろうし、きっと来年にもチャンスはあると思ったりするのは都合が良すぎる考えなのかもしれない。

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コンテスト優勝経験のあるダンサーの方のレッスンでいつも言われていたことは、’振り付けは1回で覚えるつもりで2回目に曲が流れたらひとりでも踊れるように’とのことだった。それはある程度動ける人たちがいるクラスだったからかもしれないけれど、ものすごくインパクトある言葉だった。

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子どもの頃は次があるよ、だとか、次またトライすれば良いよ、だとかいう励ましをしてもらった。それらはきっと優しさからの言葉がけだろうし沈んだ気持ちで何もしないでいるよりはまだよいとも思う。だけれども、3回で出来るより2回で出来る方が良いし、1回で覚えてアウトプットできるならそれに越したことはない。仕事において引き継ぎをしたときに、同僚の方に’ちょっと練習してみます’と返答されて困ったことがある。練習ってなんだろうと思った。常に一回しか目の前の機会はないのだと思うと、ひとつひとつの行動に迷いが少なくなる気もする。

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わたしは気分屋なのでなおのこと、今日やりたいと思ったことが明日も興味あるとは限らない。そして、明日こそ筋トレしようなんて永遠にしないと思う。やるなら、常に、いまなのだと思う。そうやって、やっぱり漠然とした焦りは消えない。あれもこれもやりたい。いつかなんて来ないかもしれないから。

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