Essay

寒くないようにするのは、心を守る上でも重要

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秋の中頃や冬にかけて、原因はわからないけれどなんだか調子がよくない、と思っている方がいたら、シンプルに次のことをおすすめしたい。

まず、ためらわずに部屋の暖房をつける。セーターを着る。厚手の靴下を履く。ヒートテックインナーを着る。お風呂の給湯温度を1℃あげる。電気毛布を使ってみる。熱いシャワーを浴びる。そんなことかと思うひとほど、自分の体をないがしろにしがちかもしれない。

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寒さはメンタルに悪影響を与える。当たり前のようでいて、秋冬に我慢して寒さに耐えながら外出しているひとも少なくないと思う。けれども、気温を含む「温度」は、気分にも大きな影響を与えることが科学的にも証明されているらしい。冬季性うつというのもあるくらい、季節によって気分が左右されるのは、あなただけではないから心配しすぎないでほしい。

「しないことリスト」の著者であるphaさんだったり、金融経済の解説動画を上げているYouTuberである高橋ダンさんも、体が冷えることのメンタルへの影響について述べている。ほかにも、サバイバル系の日本のバラエティ番組に出演している通称ナスDも、体温を下げないための工夫の重要性を説いている。

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日本では雪が降る地域があって、冬の寒さは厳しい。自分の身長をゆうに超える積雪量の地域もある。

転勤などで温暖な地域から異動してきたひとが、豪雪地帯での生活に驚いたりもする。過去に知人が「電気毛布ってなに?」と聞いてきたことがあって、温暖な地域では必要ないツールなのだと知ったことがあった。逆に、わたしは東北地方から関東圏に引っ越した際、「部屋でのストーブ使用は禁止」という賃貸物件がたくさんあって、どうやって冬を過ごすのか?と思ったこともあった。けれども、東京ではめったに雪が降らない。

こどものころよく親が、寒くないように暖かくして寝なさい、と言ったり、外出する際に手袋をしたほうがいいいだとかホッカイロは持ったか、そろそろ厚手の靴下を履いたほうがいいだとか言っていたことを思い出す。

冷えることが良くないと経験的に知っているからこそのアドバイスだったのだと思う。こどものときはそんな親の気持ちはつゆ知らず、もこもこして動きにくいのがいやだったり、単純に脱ぎ着するのが面倒に感じたりして割と薄手で過ごしていた。

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けれども、20代を過ぎて、性格もバックボーンも全く違う何人かから「寒さはメンタルに悪影響を及ぼす」と知らされて、わりと意識して体温を保つようにしはじめた。もちろん、冬のカラッとした冷たい空気がすきというひともいて、冬の散歩はわるくない。調子が良いのであれば、気分転換にどんどん外にくりだして行くのが良いとも思う。もちろん、完全防備で。

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言葉で説明されると、当たり前のことに感じるけれど、実際にできているか振り返ると胸を張れないことがあったりする。たいしたことないようでいて、秋冬に気分がのってこないのは温度のせいなのかもしれない。

どれかひとつでも良いので、体温を下げない工夫を試してみてはどうでしょう?

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