LIFE

2022振り返り

01

正月早々に書店と一体型のカフェにきている。ほんのり普段の休日よりはとなりの人との物理的距離が近く感じる。カフェにいくと参考書やらパソコンやらを開いて何かしら作業をしている方が多く見受けられる。休みといえど、何かしていなければという焦りがこの環境をうみだしているのだろうか、なんて思った。

02

昨年を振り返れば、夏に仕事を再開したり、トランペットやらフリューゲルやらでイベントに出たり割と変化はあったのかもしれない。ほかには、なんとなくiPhoneに飽きてニッチフォンという機能は電話とSMSのみというマイナーな端末を持ち始めたりしたことくらいだろうか。30代ともなると激動の生活が待っているものと思っていたけれど、案外同じことの繰り返しになっている。

03

同じことの繰り返しを無意識に行う。それは習慣だとかいう。合理的ではあるけれど、世の中は常に変化していくのだから、普段の生活のなかから変化に慣れておいたほうがいいという考えも確かに、とは思う。けれども、無理して大きく変えなくたっていいとも強く思うようになった。

毎週末にネットショップに同じような食材を注文し、月に一度は散髪して、ふとしたときに季節が変わっていることに気づく。そんな時代が人生にはあってもいいかもしれない。

04

昨年の12月に学生時代のブラスバンド仲間から集まろうとの誘いをもらった。私にとっては誘われたことがかなりめずらしいことで、驚きもあった。10年以上前に出会った人たちと集まるのか、と考えたときにすぐに行かないことを決めた。ジョハリの窓とかいうらしいけれど、自分の思っている性格と当時の周りからの評価は大きくズレていることがある。それがわりと億劫に感じるからだった。そのズレの部分を面白がれるほどに余裕ができたときには、もう集まりにくくなるのかもしれないけれど、そのときはそういう成り行きだったのだとも思える気がする。