Essay

バリカンで髪を切る

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この頃は髪を伸ばしているので、メンテナンスカットを自分でやりたくなってきた。メンテナンスの毛先1mmカットの為に美容室を予約して、訪問してシャンプーしてもらって会計してと、改めて考えるとなかなか時間がかかる。このご時世のこともあるし、人混みはなるべく避けたい。もちろん美容室に行った後は気分が上がるから、調子の良い時はスキップして向かうのだけれど、大きく印象を変えたいわけではない場合は、カミソリやバリカンで軽く痛んだ枝毛などをまめに切る方が髪には良いらしい。

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月に一回は美容室に行くもの、というのは単なる思い込みで、あたりを見渡せば1000円カットの理容室や自宅でのセルフカットで清潔にお洒落に見える人はたくさんいる。カラーリストがいる美容室もあるようで、用途によって使い分けるのも良さそうだ。中学生くらいまでは前髪をセルフカットして眉毛より上になって笑われるなんてよくあったなあ、と懐かしく思う。逆に考えれば、人と接することが少ない今の時期ならば、チャレンジして失敗してもほとんど影響がないとも感じる。

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今は時間に余裕があるけれど、残業ありきのフルタイムで働きたくなったらと毎日想像して細かい工夫を重ねている。それらはたとえば、本人しか出来ない手続き関係だったり、デジタル庁が提供している行政サービスを試すことだったりする。

また、昨年の秋ごろに風邪ウイルスによる発熱で、1週間くらい寝込んだ経験から、人混みに行くとどんなにまめに手洗いうがいをしてマスクをしても体調を崩すリスクが高いと体感した。体調不良は大きく自由時間を失う。自宅付近で散歩程度の外出に留めて、食材の買い出しも配達にし、人との接触を減らしてから風邪をひいていないし体も軽い。

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けれども、毎日ひとりで淡々と食事の準備をして散歩をして本を読むだけでは飽きてくる。だから、リアルレッスンを受けていたフリューゲルもオンラインにできないか相談してみようと思う。移動がなくなる分、たとえばダンスやヨガのレッスンにも時間とお金を使えるようになったら、自分がかつて理想として描いていた生活が送れそうだと気づいた。ダンスもフリューゲルもヨガも本読みも出来る生活。昨年の12月に行ったリクルート活動のおかげで、オンラインでのコミュニケーションに対する抵抗が減った。なんでもやってみるものだなあと思う。

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もう5年ほど前からSIMについての情報は流通していたのに、フルタイムで消耗し切っていた頃はドコモのキャリアで支払いは滞りなく出来るからまだ良いやと先送りを続けてきた。iPhone12移行は物理SIMではなくeSIMで2つのキャリアを契約できたりするようだから、つぎに端末を購入するときは通信障害に備えておきたいとも思う。

60代の親はWi-Fiとかスマホとかよくわからないと言って新しいことには後ろ向きだけれど、わたしのような30代は苦手だとて、避けては通れない知識になってくるだろうと思う。だから余裕のあるうちに、こまめに、ちいさなチャレンジを繰り返しておきたい。

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