Essay

なにも予定のない日も楽しい

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先週からGoogleカレンダーに、予定と実績を記録するようにしてみた。どのくらい何に時間を使っているのか知りたかったからだ。また、ほんの少しだけ以前より計画的に時間を使いたいと思うようになってきたという理由もある。

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お金の管理は家計簿アプリが自動でしてくれるので把握しやすいけれど、さすがのApple watchでも、何時間どう過ごしたかまでは自動で記録してはくれない。いまは、スタンディング時間や睡眠などの生体情報と移動などの位置情報の記録は取れるようだけれど、なかなか今後に活かせるほどのクオリティではなさそうに感じている。

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メンタリストDaiGo氏の ‘倒れない計画術’を読んで、ナポレオン・ヒルの’思考は現実化する’、の内容とかぶる部分があると感じた。それは、まず現状把握のために逐一行動を記録せよ、ということだ。これはたとえば家計管理のようなことでも同じで、何かを改善していこうとするならば、現在地を知ることは必須ということだろう。

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一度、わたしがサラリーマンの時代に手書きでスケジュールを記録していたことがある。何時に起きてどこに行き、誰と会ったか、体調がどうだったかなど。過ごし方を可視化すると、うだうだしたり身支度や家事に3時間ほどの時間を割いていることに気がついて、認識よりも多いと感じた記憶がある。かつては、それが無駄と感じたので目一杯に予定を詰め込んでみたこともあった。

けれども、人間にはうだうだとこれといって何も生まないような時間も必要なのではと思うようになった。今日のように、なにも予定を入れずにふわふわと過ごすと、気力が回復したように思ったからだ。

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また、家事の時間は重要度を低く設定しがちだけれど、ほんとうに軽んじて良いのだろうか。いつまでも親世代と同じやり方で家事をこなしていてよいのか。企業努力によって炊事も自動化できる機器が安価に手に入るようになったのだから、導入しないのはもったいないのではないか、なんて思っている。これは勝間和代氏の’ロジカル家事’に感化されたのだけれど、いつまでも旧式のやりかたにこだわっているよりも、どんどん機器に頼って家事もDXするのが楽しそうに思う。ホットクックの次は、ヘルシオのオーブンレンジを導入して、また感想をここに書きたい。