Essay

MBTのブーツが届いた日

01

今朝は雨こそ降っていないけれど、ものすごい霧で小雨でもなくじめじめとした空気が漂っている。電車が混んでいるのは自転車での通勤の人が使っているからなのだろうか。脚のトレーニングのために少しでも立っていたいのだけれど、人同士で押し合うのはあまり気持ちの良いものではないので、仕方なく座ったりもする。けれども、想像していたほど電車通勤は苦ではない。時間通りに到着するのはなんともいえない安心感がある。

02

MBTの黒ブーツが宅配ボックスに届いていたので早速開封して、外装ダンボールをたたんだ。小さめの黒い虫さんがいらっしゃったけれど冷静にスプレーした。

ソールがかなり分厚くて見た目で分かるくらいに湾曲している。履いてみるとかかとの方がいい浮いた感じになるので、ただ立っているだけでバランスをとるから体幹が鍛えられるらしい。面白い。ショートブーツだからふくらはぎくらいまで皮っぽい素材があって、まだまだ堅いのだけれども、馴染んできたらきっといい履き心地になりそうだ。

今回はブーツにしたけれど、夏から秋にかけて使うサンダルも買ってみようと思った。

03

そんなこんなでブーツも開梱したあと、無性にクローゼットを見直したくなって少しだけ整理した。いるものと要らないものを区別して、いらないものは撤去する。家庭内のモノは比較的処分が楽だからやりやすい。オーバーサイズのTシャツにはまっていた時期があったのだけれど、あまりスタイル良く見えないので部屋着になっていた。それらを捨てようかとも思ったけれど、まだまだ生地はしっかりしているから、丈をカットして短くすることにした。ちょうどへそが隠れるくらいの長さにしたら、腕は肘あたりまでの良い仕上がりになって満足している。あとはどうするか悩み中の服たちをラックにかけて、しばらく検討することにした。細身のスーツやジャケットも、要らない気がしている。しばらく転職もしなければ客先に向かう予定もない。

04

朝の5時ころに目が覚めたのでうだうだしていたのだけれど、前日の夜に出来なかった洗濯機予約セットしてキッチン周りを片付けていたら頭が冴えた。食器乾燥機が稼働し始めて3日目だけれど、意外と良いかもしれない。水回り特有の匂いも発生しないし、15分も加温すれば大概乾いているのですぐ食器棚にお皿をしまうことができる。そうすると作業スペースが占拠されることもなくなり、広々とキッチンが使えることが分かった。調子が出てきたのでひよこ豆のカレーをホットクックに仕込んで、帰宅時に出来上がるように予約した。今日の朝は完璧だと思って電車に乗ろうとしたときに、マスクを忘れたことに気がついた。薬局に寄って購入してから職場に向かったら、始業の10分前に到着してあぶなかった。これからはマスクの予備を鞄に入れておこう。