学生時代はFまでしか出なかったのフリューゲルホルン奏者が、HighB♭が出せるようになるまでにやったこと2つです。
どうしたらいいの?
1つは、プロの方の個人レッスンを受けること。
もう1つは、吹きすぎないこと。
なぜそうなの?
まず、直接口が楽器に触れて音を鳴らすフリューゲルホルンでは、骨格や舌の長さなどの個人差が大きく影響し、最適な吹き方は違うからです。
また、バテた状態で練習を重ねると、モチベーションの低下につながることがあるからです。
学生時代にやっていれば良かった
まず、「プロの方の個人レッスンを受けること」についてです。
わたしは小学4年生でコルネットに触れ、学校のブラスバンドで活動しました。
その後、フリューゲルホルンに転向し、中学・高校と一般バンドでコンクールでの入賞を目標に日々練習漬けでした。
もちろん、バンド外の講師の方にみていただく機会もありましたし、経験豊富な先輩にアドバイスいただくこともたくさんありました。
しかし、複数の楽器で構成されるバンドで個々の癖や骨格に合わせて指導をするには、限界があります。
多くは音のバランス調整やタイミング合わせ、フレーズ感の確認などに時間を割くことが一般的ではないでしょうか。
たとえば個人レッスンでの気づきは以下のようなものがあります。
改善点は、
●アンブシュアが開きすぎている、
●チューニングのB♭を超えたあたりから発音を「すべてTuではなくTo/Tu/Ta/Te/Tiと変えてみると良い
クリアできていることは、
●息の吸い方・吸う量は充分であること、
●パワーがあり楽器自体を鳴らせていること、
●ダブルタンギングのKuの発音部分はあまりムラなく吹けている
●低音の音色が良い
など、目からうろこでした。
漠然と自信のないところから、修正するのがベターな癖、良いところ、できているところがはっきりと言語化されると、前に進みやすくなります。
次に、吹きすぎないことについてです。
わたしは現在、2020年11月からプロの個人レッスンを週1回、30分受講しています。
中学生のころは、コンクール前は週3回以上、土日は9時から17時まで練習ということもありました。
もちろん、休憩をはさみますし、他のパートが指導を受けている間などは自分の口は使いません。
実質3−4時間といったところでしょうか。
それでも、振り返ると負担をかけすぎていたのかな、と感じます。
高校生の頃は、先生に許可をとり、毎朝学校の音楽室を貸し切りで30分ロングトーンしていました。
雨の日も、体調が優れない日も、スポーツ根性のような「毎日やらねばならない!」とい思い込みで毎朝毎朝、唇を酷使していました。
もちろん、そのような気持ちを持つことはわるいことではないし、楽しくてしょうがなくて、全然疲れを感じない!という体力がある方は良いと思います。
しかしながら、わたしのような気分屋で音楽はなんとなく好きだけれど、なんか気分が乗らないな、という日があるという方は、思い切って全く吹かない日を作っても大丈夫です。
わたしは1週間吹かないことがあっても、調子が大きく崩れることはなくなりました。初見での譜読みが遅くはなりますが、すぐに感覚は戻ってきます。
続いては、「レッスン動画を見るだけではいけないの?」という内容です。
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