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嗜好品との付き合い方

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ものすごく、ものすごく些細なことにも感じるけれど、今日飲んだほうじ茶が香り高くて美味しかった。なんだか久しぶりに、こまかいことに幸せを感じた気がする。

普段の自宅にいるときの飲み物はほとんど水道水で、それには理由がある。経済的に安価で済むというのは後付けで、始まりはお茶を作るのが面倒に感じたことからだった。ポットを洗うのも茶渋が気になってきたり、毎回水分の多い生ごみが増えることが負担に感じたので、いつからか水をごくごくと飲むようになった。

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ミランダ・カーやローラさんが1日2Lの水を飲んでるだとかで、水分を多く摂るようにしてると話すと意識高い系と揶揄された時代もあったけれど、そんなのおかまいなく、という気持ちで実際にやってみたら、すこぶる体調が良い気がしている。

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よく、友人と食事をするときに水でいいの?と聞かれるけれど、水が良いのだ。味も飽きないし、口が気持ち悪くならない。それは良かったと思う点でもある。

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逆に、マックのホットコーヒーが不味く感じるようになってしまったのはデメリットかもしれない。加工食品や砂糖の摂取を減らすと味覚が敏感になるとはよく言われていることだけれど、それは、鈍感なままのほうが楽しめたのかな?と思った唯一の出来事だった。

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食パンを常食とするのもやめて、半年くらい経つけれど、案外やれるものだなというのが今のところの感想だ。小麦粉禁止などという厳しいルールではないけれど、なんとなく砂糖入りのドリンクやお菓子を買わなくなって、お酒と煙草とコーヒーは一日のなかでどれかひとつずつなら良いと自分に許可を与えたら、何となく楽しめている。一度にあれもこれも快楽を味わうのではなくて、ちょっとずつ、時には、どれにしようかと迷うことすら楽しかったりする。