Essay

世界の美しい図書館から連想する未来

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この本を目にしたとき、生涯で体験できるのは何か所なんだろうかなんて思ったりした。母国語の本を1冊読むにしても30分くらいかかったりするから、100歳まで本が読めたとしても半分も読めない。世界には膨大な知があって、自分の知っていることなどたかが知れているのだろうとも感じる。

本は家一軒と交換できるといわれるほど、大変貴重なものだったのである。

世界の美しい図書館/ PIE BOOKS  バイ インターナショナル

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けれども、移動することなく世界中を旅するような体験ができる可能性は高くなっている。もしも将来、足腰が悪くなった場合でも、日本を飛び出して現地に行かずにVRゴーグルの装着によって旅は続けられるのかもしれない。とてもワクワクする未来が近いような感じがする。

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今から20年くらい前に発表された映画でみたような、CGを駆使した世界が現実となり始めている。自動販売機はほぼタッチパネルで、無人店舗のコンビニやスーパーも運営している。VRを利用した本屋もオープンしたと聞いた。なんでも、従来の本屋で平積みにされていた紙の本は大量在庫を抱えるという問題が常にあったので、受注生産に近い形で運営できるので在庫リスクが減るという仕組みらしい。

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美容室でのヘアケア剤購入も、VR本屋と同様に、髪のメンテナンスに来た顧客が店内にモデル商品を指差しすると購入まで完結するようなシステムもアメリカでテストされているようだ。

Amazonの理美容部門がその大規模な販路を利用して、個人もシャンプーなどのヘアケア剤を展開できるようにしたのは、2020年の10月頃らしい。そして、Amazonが認可した理美容室の実店舗もオープンしており、その店内では商品を指差すと説明画面が表示されるという。最新テクノロジーを駆使したつくりになっているのなら、体験してみたいと心から思う。

プロフェッショナル・ビューティーストアは、Amazonが法人・個人事業主向けのEコマース事業として展開する「Amazonビジネス」における業務用サロン専売品を販売するストアです。

Amazon公式サイトより

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テクノロジーの発達でAIに仕事を奪われるという主張がどこかかしらから聞こえてくるようになってしばらく経つ。けれどもわたしは、楽観的目線でこう考えている。テクノロジーの開発研究などに注力しているひとは、人々の幸せなり問題解決のためにエネルギーをつぎ込んでいるはずだと。だから今の仕事は移り変わるかもしれないけれど、人口減少する地域でも人々が生きていけるような仕組みがビジネスとして成り立ち、結果的にハッピーになれるのではないかと思っている。

 

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