00
向井太一さんが歌う曲のひとつである、道、がすきだ。
Webの情報によると自分よりも若い方のようだけれど、私もそう思うよ、という部分がある。暗すぎることがなく、かといってポップなアツさとも違う。
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歌の歌詞に気持ちが動かされるなんて思春期だけだと思っていたけれど、自分のなかの経験だとか、刷り込まれた常識だとかを剥ぎ取っていったら、きっとみんなこどものままだ。素直に受け止めすぎてボロボロになることも、逆に’きかない’ことも、分かっているはずなのに動けなくなることはある。だから、クレバーでスマートに映るひとも、ひとりでいるときは泥のようになっているかもしれないし、踏ん張っているのかもしれない。
02
自分より頭のいい人も、感じの良い人も、たくさん稼げるひとも、たっっくさんいる。あらゆることにチャレンジするのがすきで楽しい。ただそれがショートしてしまう危険と常に隣り合わせなことも分かっている。なんとなく自分が総合的に器用な方ではないことも、ひしひしと感じている。気づいてはいるけれど変えられない。それは性根だとか性格とも呼ばれる。
03
それでも、今日をどう過ごすか、今この瞬間にどちらを選ぶかは、幸せなことに自由だ。ただ、選んだ道は頭の片隅で客観視する自分が、ださいなあと感じることばっかりだ。それでも、もうちょっとだけあがいてみるしかないような気もしてくる。どこに行き着くかなんて分からないけど、とにかくやれるだけ進むしかないときばっかりだ。経歴は傷だらけだし、記録にはきれいなことしか書きたくないという、見栄っ張りな部分は消せないけれど、振り返るときがきたときにあれ以上はできなかった、と懐かしめるくらいでちょうどいい。
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この場所が いつの日か 懐かしく思えるように
Taichi Mukai/Michi
そうやって、今をやり過ごそうと思う。
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